祇園祭 最新NEWS2022 京都女郎花
2022.07.31 名越祭にて祇園祭の終わり
祇園祭を締めくくる” 夏越祭”(なごしさい ) が31日、八坂神社境内の 疫神社であった。 7月1日から行われてきた祭りを無事に終えたことを神前に奉告した。
疫神社の祭神・ 蘇民将来が、八坂神社の祭神・ 素戔嗚尊をもてなし、子孫が疫病から逃れた故事にちなむ。祝詞奏上などの後、参列者が、鳥居に据えられた 茅の輪(直径2メートル)をくぐり、無病息災を祈願する。
2022.07.24 3年ぶりの後祭山鉾巡行
祇園祭、後祭の山鉾巡行が24日に行われ、11の山鉾が都大路を進んだ。10番目には、196年ぶりに鷹山が本格復帰。新型コロナウイルス感染拡大の影響で3年ぶりとなった。 巡行は午前9時半、慣例で順番が決まっている”くじ取らず”の橋弁慶山を先頭に烏丸御池を出発。最後尾の大船鉾まで、前祭とは逆ルートだ。河原町御池などの交差点では山鉾の向きを90度変える”辻回し”が披露された。京都府警によると、午前11時半時点の人出は約3万5千人。 鷹山は江戸後期の1826年、大雨で壊れ、翌年から巡行に参加しない”休み山”となっていた
2022.07.23後祭宵山
祇園祭の後祭は23日、宵山を迎えた。3年ぶりの後祭山鉾巡行を前に、京都市中心部の山鉾町内では囃子(はやし)の響きや屏風(びょうぶ)飾りの風情を感じる姿も目に付いた。京都府警によると、人出は約4万人(午後8時半現在)だった。江戸後期に豪商が軒を連ねた中京区の新町通には、堂々たる曳山へと威容を整えて海外からの渡来品などで豪華に飾る北観音山や南観音山が建つ。新町通は後祭でにぎわいを見せる。八幡山では新型コロナウイルス対策のため会所への入所人数を制限したが、順番を待つ長い列ができた。大船鉾や196年ぶりの鷹山の町会所は大勢の人で混雑しました。
2022.07.20後祭、復活の鷹山、曳き初め
祇園祭で1826年を最後に巡行を休止している”鷹山”が、後祭の山鉾巡行で196年ぶりに復帰する。地域住民でつくる運営団体”鷹山保存会”が20日、組み上げた鷹山を試しに動かす”曳き初め”を行った。鷹山は織物などの装飾品が取り付けられ、華やかな姿となった。鷹山は1826年の大雨で装飾品が汚れ、翌年から巡行を休止した”休み山”となっていた。幕末の争乱”蛤御門の変”(1864年)でほとんどの部材が焼失した。保存会が数年前から復帰を企画し、史料などを基に本体や装飾品の制作を進めていた。この勢いでほかの休み山の復活も期待したいです。
2022.07.17前祭、山鉾巡行
17日に祇園祭のハイライト、山鉾巡行が行われました。三年ぶりの開催となり14万人見物客が巡行や辻回しに歓声をあげていました。無病息災を願う祭りなので現進行中の新型コロナを祓うにはうってつけだ。囃子方は手拭いやシールドで飛沫予防をしていました。
このあとは八坂神社付近で神幸祭が行われる
2022.07.16前祭、宵山
京都祇園祭・前祭の宵山の16日は約30万人の人出となり、大賑わいの四条界隈でした。午後6時には烏丸通、四条通が歩行者天国になり浴衣姿の観光客が祭りの気分に酔いしれていました。3年ぶりの開催、連休ということで人も集まり四条通では身動きも取れないほど。例によって烏丸通四条通は進行方向が方向別になり、室町通りは北行き、新町通りは南行きとなり、蛸薬師通や錦通も方向別となります。
2022.07.15前祭、宵々山
京都祇園祭・前祭の宵山期間の15日、3年ぶりに四条通りなどが歩行者天国になり、鉾周辺は多くの人で埋め尽くされた。沿道には露店も出され、「コンチキチン」のおはやしが古都の夏を彩った。天気はあいにくだったが
交通規制も行われ、歩行者の一方通行もあるので注意が必要です。歩行者天国は18時から23時ごろまで行われます。
2022.07.12 各鉾町、曳初め始まる
祇園祭の前祭の山鉾巡行を前に12日、京都市内の各鉾町では組み上がった鉾を動かす曳初めが行われた。誰でも参加できる機会とあり、女性や子どもらが一生懸命に綱を引いた。最初は函谷鉾から始まり、そのあと各鉾が続いた。音頭取りの「エンヤラヤー」の掛け声とともに参加者が綱を引くと、鉾がきしむ音を立てながらゆっくりと動きだした。
2022.07.11 各鉾町、鉾建て開始
11日、祇園祭前祭の各鉾町で巨大な鉾を伝統技法で組み立てる鉾建てが始まり、ビルの谷間に槌(つち)音が響いた。作事方や建方などと呼ばれる大工たちが、蔵から路上に運び出した部材を、くぎを使わずに組み立てて、荒縄を巻いて固定する「縄がらみ」の技法で手際よく作業を進めた。大工たちが巻いた縄に木槌を打ち、周辺に槌音が響いた。見物客は、「チョウ」や「エビ」などと呼ばれる独特の形をした縄の模様を眺めていった。このあとは曳初め、舁初めがあります。後祭の山鉾は18日以降に建て始める。
2022.07.07 綾傘鉾社参の儀
祇園祭の前祭の綾傘鉾の主役ともいえる稚児6人が、京都市東山区の八坂神社で”社参の儀”に臨み、祭りの無事を祈願します。巡行では徒歩で鉾を先導する重要な役割を担う。白塗りの化粧をした6人は7日、金色の烏帽子(えぼし)と黄や緑の鮮やかな狩衣(かりぎぬ)を身につけ、鉾町の養子になるという意味の”結納の儀”に臨んだ。その後、本殿で参拝し、宮司からご神木のスギの葉で作られた稚児守と、神の使いとして認められる宣状を受け取った。その後”お千度”を行い、本殿の外周を時計回りに3周します。
2022.07.05 各町吉符入り、太平の舞を披露
祇園鉾町で、祇園祭の無事を祈る”吉符(きっぷ)入りの儀”が行われました。”吉符入りの儀”は、1か月にわたる祇園祭の安全を祈るため、山や鉾を持つ町ごとに行われる儀式です。前祭の山鉾巡行の先頭をきる長刀鉾が納められている町会所では、今年の稚児と禿(かむろ)の名前が書かれた吉符が、神前に納められました。その後、稚児たちは町会所の2階から巡行の際に鉾の上で舞う「太平の舞」を披露しました。祇園祭のハイライト・山鉾巡行は、今年3年ぶりに行われる予定で、”吉符入りの儀”が済んだ5日夜から、町に久々に祇園囃子(ばやし)の音色が響き渡ります。
2022.07.03 神面改め
祇園祭(前祭)の山鉾のひとつ、船鉾で、町内に伝わるふたつの面の無事を確認する神事”神面改め”が、3日、行われました。”神面改め”は、ご神体が身に付ける新旧ふたつの面の無事を確認する船鉾保存会の恒例の儀式です。新型コロナの影響で、去年は非公開でしたが、ことしは、例年通りに行われました。3日午前、京都市下京区の会所で、吉符入りの儀式が行われ、八坂神社の神職が祝詞をあげたあと、関係者らが玉串を奉納しました。このあと、保存会の品川保之理事と田中竜也町内会長が、神面に息がかからないように懐紙を口にして、室町時代に彫られた”本面”と、江戸時代に本面に似せてつくられた”写し面”の無事を確認しました。巡行当日は、ご神体に”写し面”が取り付けられ、”本面”は、木箱に入れたまま鉾に乗せられます。
2022.07.02 くじとり式
3年ぶりに行われる祇園祭の山鉾巡行の順番を決める”くじ取り式”が京都市中京区の市議会議場で行われた。順番が決まっている”くじ取らず”の山鉾を除く24基の代表者がくじを引き、17日の前祭で先頭を進む長刀鉾に続く”山一番”は7年ぶりに孟宗山、24日の後祭は6年ぶりに浄妙山に決定
江戸時代後期に”休み山”となり、今年、196年ぶりに巡行に本格復帰する鷹山は”くじ取らず”で、後祭の10番目に出る。
今年の巡行順は次の通り(☆はくじ取らず)
◆前祭(7月17日) (1)☆長刀鉾(2)孟宗山(3)保昌(ほうしょう)山(4)郭巨(かっきょ)山(5)☆函谷(かんこ)鉾(6)白楽天山(7)四条傘鉾(8)油天神山(9)月鉾(10)蟷螂(とうろう)山(11)山伏山(12)霰(あられ)天神山(13)鶏鉾(14)木賊(とくさ)山(15)綾傘鉾(16)占出(うらで)山(17)菊水鉾(18)芦刈山(19)伯牙(はくが)山(20)太子山(21)☆放下(ほうか)鉾(22)☆岩戸山(23)☆船鉾
◆後祭(7月24日)
(1)☆橋弁慶山(2)☆北観音山(3)浄妙山(4)鯉山(5)鈴鹿山(6)☆南観音山(7)役行者(えんのぎょうじゃ)山(8)黒主山(9)八幡山(10)☆鷹山(11)☆大船鉾
2022.07.01 お千度の儀
祇園祭が1日、始まった。今年は山鉾巡行と神輿渡御(とぎょ)が3年ぶりに行われるなど、例年に近い形で実施される。京都市東山区の八坂神社では、午前10時前、前祭巡行で先頭を進む長刀鉾の稚児が”お千度の儀”に臨み、祭りの無事を祈った。稚児、禿とともに南楼門を通って本殿に入った。長刀鉾保存会の役員らと、稚児を務めることを神前に報告した。
今年の稚児の岡本善太さん(11)高倉小5年、 禿(かむろ)弟の弦大さん(9)高倉小4年、村山一樹さん(12)京都御池中1年
各山鉾町では神事始めの”吉符入り”が行われた。夕方から夜には函谷鉾や放下鉾などで、祇園囃子(ばやし)を練習する「二階囃子」が始まり、祭りの風情を盛り上げる。
過去のNEWS ※祇園祭NEWS、2018年はお休みしてしまいました。2020年~22年はコロナ感染症対策の一環で祭が中止していました