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祇園祭 最新NEWS2014 京都女郎花

2014.07.31 締めくくり!

祇園祭を締めくくる「夏越(なごし)祭」が31日、京都市東山区の八坂神社境内、疫(えき)神社で営まれた。参拝者らが鳥居に飾り付けられた茅(ち)の輪をくぐり、無病息災を祈願した。  夏越祭は、八坂神社の祭神素戔嗚尊(すさのおのみこと)が旅の途中で、蘇民将来(そみんしょうらい)にもてなされたお礼に「蘇民将来の子孫と言い、腰に茅の輪を付けていれば疫病から逃れさせる」と約束した故事にちなむ。疫神社は蘇民将来を祭る。  この日は午前10時から神事が営まれ、神職が厳かに祝詞を読み上げた後、氏子たちが直径約2メートルの茅の輪を次々とくぐった。神輿(みこし)渡御や山鉾巡行に携わった人たちも参列し、1カ月にわたる祭りが無事終了したことを感謝した。

2014.07.24 後祭巡行・花笠巡行も!

祇園祭・後祭(あとまつり)の山鉾巡行が24日、49年ぶりに京都市中心部で繰り広げられた。山鉾10基が町衆とともに都大路を堂々と進み、最後尾では幕末以来150年ぶりに復興した大船鉾が重さ約12トンの巨体を揺らした。沿道から約6万人(京都府警調べ、正午現在)が歓声を送った。  午前9時半。早くも気温31・3度に達し、蟬(せみ)時雨降り注ぐ薄曇りの下、後祭の先頭、橋弁慶山が静かに中京区御池通烏丸を出発した。  前方には緑濃き東山の稜線(りょうせん)。眼前の光景は前祭(さきまつり)の山鉾に続いた昨年までの「合同巡行」から一変した。前祭に比べ数は少ないながら、個性豊かな後祭の山鉾に沿道の視線が注がれた。  2番手の北観音山が祇園囃子(ばやし)を奏でて続き、後祭の「山一番」、八幡山が「くじ改め」を行った。掉尾(とうび)を飾るのは、かつて「凱旋(がいせん)船鉾」とも呼ばれた大船鉾。150年ぶりの"凱旋"に沿道から拍手が起こった。  山鉾は17日に行われた前祭巡行の逆コースを進み、御池通から河原町通、四条通をたどった。交差点では、進行方向を豪快に変える「辻(つじ)回し」が行われた。  御池通寺町では、大船鉾の後方に「花傘巡行」が華やかに姿を見せ、八坂神社(東山区)へと向かった。  山鉾巡行は長く、八坂神社の神輿(みこし)の「先触れ」として、神輿渡御の日に合わせ前祭・後祭の2日に分けて行われた。ところが「信仰か観光か」の論争を経て、1966年から昨年まで、前祭が後祭を吸収する形で一本化した合同巡行で実施された。今年から「本来の姿」に戻すことを目的に後祭が復活。17日に23基、24日に10基が巡行した。

2014.07.23 後祭・宵山

祇園祭・後祭(あとまつり)の宵山が23日、京都市中心部で営まれた。今年は49年ぶりとなる山鉾巡行の分離で、前祭(さきまつり)と合わせて計6日間に及んだ宵山期間はいよいよフィナーレを迎えた。  山鉾町では、提灯に照らされた山鉾と町家の並びが風情を醸した。町会所からは、ちまきや授与品を売る浴衣姿の少女たちが「明日は出ません、今晩限り」とわらべ歌を響かせ、宵山のムードに華を添えた。  市内はこの日も猛暑に見舞われた。午後8時を過ぎても30度を超す暑さが続く中、宵山には大勢の人たちが繰り出し、150年ぶりに復活する大船鉾では、巡行の雄姿を心待ちに眺める人たちでにぎわった。

2014.07.22 祇園祭・後祭宵々山

祇園祭の後祭(あとまつり)は22日、宵々山を迎えた。京都市中心部の山鉾町では駒形提灯に明かりがともり、観光客や市民らが山鉾を眺めながらそぞろ歩きを楽しんだ。  後祭の宵山期間(23日まで)は落ち着いた雰囲気を重視するため露店は出ず、歩行者天国も設定しない。  山鉾10基の各町内には、仕事帰りのサラリーマンや浴衣姿の観光客らが訪れた。町会所に飾られた豪華な懸装品や、旧家が格子越しに披露する自慢の屏風(びょうぶ)を見物しながら、祭りの風情を思い思いに味わっていた。  京都府警によると、午後11時現在の人出は2万人。休日だった前日の宵々々山(21日)より2万人少なかった。

2014.07.18 観音山で鳩のいれかえ?

祇園祭の後祭(あとまつり)で巡行する曳山(ひきやま)、北観音山(京都市中京区)と南観音山(同)の真松(しんまつ)を飾る「鳥」が、今年から入れ替わる。昨年までは「北」がハト、「南」がオナガドリの木彫だったが、古文書からかつては逆だったことが判明。今年からオナガドリを「北」に、ハトを「南」に据える。49年ぶりに後祭巡行が復活する年に、南北両観音山の鳥も「本来の姿」に戻る。  江戸時代中期に書かれた「祇園御霊会細記」や「山鉾由来記」の絵図には「北」にハト、「南」にオナガドリが描かれていた。  ところが、説明文の方には「北」に「左三ノ枝に尾長鳥有」、「南」に「下より二の枝に白鳩一羽あり」と逆の記述があり、北観音山の町内に伝わる古文書にも「北」にはオナガドリが止まると記されていた。  南北両観音山の保存会が相談し、絵図の方が誤りだと判断。京都府の補助を得て、木曽檜(ひのき)製でハトとオナガドリの木彫を新調した。両観音山が真松をくじ引きで選び合う19日の「松選び」以降、取り付ける予定だ。  南北の観音山は、蛸薬師通を挟んで新町通の南北に並び、24日に巡行する後祭グループに所属する。四つの車輪をつけた曳山として鉾のような形をしており、囃子(はやし)を伴う。戦国時代から幕末の禁門の変(蛤(はまぐり)御門の変)の年まで、北観音山の六角町と、南観音山の百足屋町は隔年で「観音山」を出していた。 写真:新調した木彫のオナガドリ=左=とハト(上)、真松にとまる「鳥」が入れ替わる北観音山=左=と南観音山

2014.07.17 ほいっとほいっとの神幸祭!

祇園祭の神幸祭が17日夕方から営まれた。京都市東山区の八坂神社を出発した3基の神輿(みこし)が氏子地域を練り歩き、男たちの威勢の良い掛け声がこだました。  神社の本殿で神事が行われた後、午後6時から神輿の渡御が始まった。神社の石段下で神輿を頭上に高々と担ぎ上げる「差し上げ」が披露され、白い法被姿の担ぎ手たちは「ホイット、ホイット」と繰り返し、神輿に付いた鈴や飾り金具をにぎやかに鳴らしながら、祇園かいわいや河原町通などを練り歩いた。神輿は24日の還幸祭まで下京区の四条御旅所に鎮座する。

2014.07.17 山鉾巡行当日!

巡行は1か月の祭り期間中のクライマックス。四条堺町でくじ改め、麩屋町で長刀鉾の注連縄(しめなわ)切り。唯一の生稚児は7月から長刀鉾町に養子入りする結納があり、7月に入ると毎日のように神事や町内の行事をこなしてきた。  まだ幼き少年にも日増しに責任感が芽生え、小さな肩に重圧がかかる。今年から前祭の23山鉾が順に四条通を練り歩いた。 夕方には八坂神社からの神輿渡御出発式
(神幸祭)でも京都界隈を神輿が練り歩きます。山鉾巡行によって、洛内が清められてから神様が動くのです。山鉾たちは巡行が終わると、すぐ片付けられるのは邪気が迷いこんでこないためといわれています。

2014.07.16 前夜、宵山

祇園祭の前祭(さきまつり)は16日、宵山を迎えた。夜間になってもうだるような暑さが続く中、大勢の人で埋め尽くされた京都市中心部を駒形提灯(ちょうちん)の明かりが照らした。歩行者天国の四条通は南側が西行、北側が東行に、烏丸通は東側が南行、西側が北行と規制され、特に室町通は四条通側からしか侵入できない。新町通は過去より歩きやすかった。後祭が多いためだろう。子どもの売り子が「常は出ません、今晩限り。ろうそく1本献じられましょう」とのかわいらしい声が響きわたっていた。囃子(はやし)を奏でながら四条御旅(おたび)所(下京区四条通寺町東入ル)と山鉾の町内を往復する「日和神楽(ひよりかぐら)」もあり、巡行当日の好天を祈った。  京都府警の調べでは、午後11時現在の人出は、昨年より7万人多い34万人だった。

2014.07.12 各鉾町で鉾の曳初め

祇園祭・前祭(さきまつり)の山鉾巡行を前に、山鉾を試しに曳(ひ)く「曳初(ひきぞ)め」が12日、京都市中心部であった。祇園囃子の音色が響く中、市民や観光客らが綱を引き、祭り気分を味わった。  曳初めは5基の鉾で行われた。「鉾の辻(つじ)」と呼ばれる四条室町の交差点付近は大勢の人でにぎわい、菊水鉾ではギシギシと音を立てて動く巨大な鉾の迫力を参加者らが間近で楽しんだ。  13日も放下(ほうか)鉾、船鉾、岩戸山、蟷螂(とうろう)山で行われる。

2014.07.11 各鉾町で鉾立始まる

 祇園祭の各鉾町では、雨が降る中、鉾立が始まりました。台風8号が接近する中、釘を使わない縄がらみの手法で長刀、函谷(かんこ)、鶏、月の各鉾がやぐらを組み始めました。長刀、函谷、鶏、月、菊水鉾は11日までに真木をつけ、12日午後には曳き初めが行われます。この曳き初めは一般の人も曳くことがでができる唯一の行事です。放下、船鉾と岩戸山は13日に曳き初めが行われます。後祭の北観音、南観音山と大船鉾は20日午後、曳き初めの予定だ。

2014.07.05 太平の舞 祇園祭・長刀鉾「吉符入り」

 祇園祭の山鉾巡行で先頭を行く長刀鉾の神事始め「吉符入り」が5日、京都市下京区四条通烏丸東入ルの長刀鉾町会所で営まれ、稚児が巡行当日に鉾の上で舞う「太平の舞」を披露した。  午後3時、長刀鉾保存会の役員が、稚児の平井誠人君(9)と禿(かむろ)の石田佳希君(10)、井上喜晴君(10)の名前を書いた吉符を祭壇に供え、祭りの無事を祈願した。その後、四条通を見下ろす2階の窓辺に3人が並んだ。  囃子(はやし)の音色が響く中、平井君はクジャク羽根で飾った冠を付け、振り袖を揺らしながら優雅に舞った。裏方の大人に体を支えてもらいながら、大きく外に身を乗り出すと、見守った市民から歓声が上がった。

2014.07.03 船鉾、神面改め行う

祇園祭の船鉾に伝わる神面の無事を確かめる儀式「神面改め」が3日、京都市下京区新町通綾小路下ルの船鉾町会所で行わまし」た。  船鉾には巡行で役員が持つ室町時代中期の本面と、ご神体の神功(じんぐう)皇后像につける江戸後期の写し面がある。神面改めは、神事始めの吉符入りに合わせて毎年行われる。  午前10時、町会所の祭壇前で神職が祝詞をささげた後、祇園祭船鉾保存会代表理事の古川雅雄さん(77)が本面を、町内会長の高鳥広保さん(53)が写し面をそれぞれ木箱から慎重に取り出し、息がかからないよう懐紙をくわえたまま、役員の方へ向けて異常がないか確認しました。

2014.07.02 巡行順決まる!

祇園祭で33基ある山鉾の巡行順を決めるくじ取り式が2日、京都市役所市議会議場で行われた。巡行は今年、49年ぶりに17日の前祭(さきまつり)と24日の後祭(あとまつり)に分かれる。前祭巡行で先頭の長刀鉾に続く「山一番」は20年ぶりに占出(うらで)山が引き当てた。150年ぶりに鉾で参加する大船鉾は、慣例であらかじめ順番が決まっている「くじ取らず」で後祭の最後尾を進む。  山鉾町の代表者たちは羽織はかま姿で儀式に臨んだ。「くじ取らず」の9基を除き、前祭の18基と後祭の6基の代表が予備くじ順に登壇し、くじを取った。  前祭の「山一番」を引いた占出山保存会の小野清士さん(46)は「まさか一番とは。大変びっくりしました」と喜んだ。  後祭では、くじ取らずの橋弁慶山、北観音山に続く「山一番」は、3年ぶりに八幡山が取った。保存会の山﨑栄一郎さん(65)は「後祭復活の年に1番となり光栄です」と話した。  くじ取り式では、前祭の23基と後祭の10基それぞれがグループ内で進む順番を決める。巡行の先陣争いによる混乱を避けるため、1500(明応9)年に始まった。  今年の巡行順は次の通り。 【前祭(17日)の巡行】 (1)長刀鉾(2)占出(うらで)山(3)芦刈山(4)孟宗(もうそう)山(5)函谷(かんこ)鉾(6)山伏山(7)綾傘鉾(8)伯牙山(9)菊水鉾(10)太子山(11)霰天神(あられてんじん)山(12)油天神山(13)鶏鉾(14)木賊(とくさ)山(15)四条傘鉾(16)蟷螂(とうろう)山(17)月鉾(18)白楽天山(19)保昌(ほうしょう)山(20)郭巨(かっきょ)山(21)放下鉾(22)岩戸山(23)船鉾 【後祭(24日)の巡行】 (1)橋弁慶山(2)北観音山(3)八幡山(4)浄妙山(5)鈴鹿山(6)南観音山(7)鯉山(8)役行者(えんのぎょうじゃ)山(9)黒主山(10)大船鉾

2014.07.01 祇園祭・お千度の儀

祇園祭の長刀鉾(京都市下京区)の稚児らが祭りの無事を祈願する「お千度の儀」が1日、東山区の八坂神社で行われました。各山鉾町では神事始めの「吉符入り」が行われ、1カ月にわたる祭りが幕を開けます。2014年の山鉾巡行では49年ぶりに後祭(あとまつり)が復活し、150年ぶりに大船鉾が復帰することになります。  AM10時前、稚児の平井誠人君(9)と、補佐役の禿(かむろ)を務める石田佳希君(10)、井上喜晴君(10)が白塗りの化粧に口紅をさし、保存会の役員や父親らと神社を訪れた。3人は本殿でおはらいを受けた後、朱傘を差しかけられながら本殿の周りを3周し、りりしい表情で手を合わせた。また、函谷(かんこ)鉾や月鉾など15の山鉾町では町会所で吉符入りの神事が営まれた。夜には祇園囃子(ばやし)を練習する「二階囃子」も始まります。

2014.06.22 稚児の大役、厳粛に臨む 祇園祭・長刀鉾「結納の儀」

祇園祭の長刀鉾(京都市下京区四条通烏丸東入ル)が今年の稚児を町内に迎える「結納の儀」が22日、稚児平井誠人君(9)の京都市左京区の自宅で行われた。  結納の儀は、「祇園牛頭(ごず)天皇」の軸を掛け、神饌(せん)を供えた床の間で、八坂神社(東山区)の神職による清祓(きよはら)いの後、始まった。  長刀鉾保存会の役員が稚児と禿(かむろ)の両親や親族と向かい合って座り、西村利男代表理事が「幾久しくお受け取りいただきますよう」と結納の品を差し出した。緊張した表情で受け取った稚児の父誠一さん(46)は「伝統と格式ある長刀鉾の稚児の大役をつとめられますよう、覚悟して臨んでまいりたい」と返礼した。

2014.06.04 祇園祭・長刀鉾稚児決定

祇園祭の山鉾巡行(7月17日)で先頭を進む長刀鉾の稚児と補佐役の禿(かむろ)が決まり、長刀鉾保存会(京都市下京区)が4日発表した。  今年の稚児は、左京区の京都教育大付属京都小中4年平井誠人君(9)=漬物製造販売会社「西利」社長平井誠一さん(46)の長男。祇園祭の宵山に家族と訪れた際、鉾に上がった経験があるといい、「動いている鉾を実感したい。(巡行で)注連縄(しめなわ)を切るのが楽しみ」と声を弾ませた。  禿は、中京区の御所南小5年石田佳希君(10)=菓子製造販売会社社長石田宏次さん(45)の次男=と、左京区の京都教育大付属京都小中5年井上喜晴君(10)=印刷会社社長井上重樹さん(43)の長男=が務める。石田君は「しっかりと平井君を支えたい」、井上君は「緊張せず、頑張りたい」と元気に話した。  稚児や禿は祭りの無事を祈願する「お千度の儀」(7月1日)などを経て山鉾巡行に臨む。

2013.12.28 山鉾、3日かけ組み立て 祇園祭・後祭の概要発表

祇園祭山鉾連合会(事務局・京都市中京区)は18日、来夏に復活させる祇園祭・後祭巡行(7月24日)の概要を発表した。18~20日にかけて後祭の10基の山鉾を組み立てる山建て、鉾建てを行う。巡行には約2時間かかる。  現時点の山鉾建ての日程は▽18日=大船鉾▽19日=北観音山、南観音山、鯉山▽20日=鈴鹿山、役行者(えんのぎょうじゃ)山、黒主山、八幡山、浄妙山、橋弁慶山。21~23日に駒形提灯(ちょうちん)をともし、授与品を販売する。露店の出店を認めるかどうかは決まっていない。  巡行のある24日は、10基が中京区の御池通烏丸付近に集結し、午前9時半に東に向けて出発。途中で巡行順を書いたくじを奉行役が確認する「くじ改め」を行う。先頭は10時10分ごろに御池通河原町、10時40分ごろに四条通河原町を通過、四条通烏丸に11時20分ごろに到着し、町内に帰る。23基で行う前祭巡行は従来通り。

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