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祇園祭 最新ニュース

祇園祭は1ヶ月かけて行われる。もちろんメインの山鉾巡行はもうすぐ!それだけでなくても祇園祭の見所はまだまだたくさんあります。祭1ヶ月を追いかけてみました。


2004/9/1 
祇園祭の山鉾の一つ、岩戸山を飾る美術工芸品を集めた「祇園祭・錺(かざり)職人の技」展が1日、京都芸術センターで始まります。宵山や巡行では見られない金工品や、軒裏板の絵画などが展示されます。
  車輪をつけた曳(ひき)山である岩戸山は、江戸時代後期に大屋根を作り、今に続く。禁門の変(1864年)の大火では、町衆らが懸装品を運び出したおかげで16世紀の道具や飾りも多く残されました。
  畳敷きの大広間の会場には、鳳凰(ほうおう)、虎などの精巧な鍍(と)金細工が施された欄縁(らんぶち)や、黒漆塗に葦(あし)の図柄を彫金した4本柱など約50点を展示。17−18世紀にインドや中国から伝わった懸装品や今春に新調された下水引、目に届きにくい屋根上の錺金具や軒裏板なども間近に鑑賞できるので、ぜひ見ていただきたい。
 9月8日まで(午前10時−午後8時)。無料で見学できます。


2004/7/31
祇園祭を締めくくる「夏越(なごし)祭」が31日、京都市東山区の八坂神社境内の疫神社でありました。台風10号の影響で大変でしたが、祇園祭の関係者が参列、祇園祭が無事終了したことに感謝し、大きな茅(ち)の輪をくぐります。これは無病息災を願うものです。  夏越祭は、スサノオノミコトが旅の途中、疫神社の祭神の蘇民将来にもてなされた返礼に、疫病退散を約束した、との伝承にちなむ行事だそうです。  午前10時からの神事に、氏子の代表や祇園祭山鉾連合会の役員のみなさんが約300人が参列し、森寿雄宮司が祝詞を上げた後、1ヶ月間の神事が無事終わったことの挨拶をしました。参列者は、直径約2メートルの茅の輪を順番にくぐり、疫病退散のお守りにと、茅を持ち帰ります。そして、明日から、8月・・・夏を迎えます。


2004/7/24
祇園祭の花傘巡行が24日、京都市東山区の八坂神社から市中心部にかけて繰り広げられました。もともとあとの祭はこの日に行っていたのを1966年に17日にさき・あと祭りを統合して、あと祭りの日を花笠巡行として行われています。太鼓や笛が鳴り響く中、色とりどりの花を飾って行進しました。花傘や武者姿の子どもたち計約1000人が練り歩き、都大路が綺麗でした。昨年は、前日の雨天のため中止だったので2年ぶりの花傘巡行です。

行列は午前10時、子ども神輿(みこし)を先頭に、八坂神社を出発した。ドンドコドンと「祇園太鼓」が響く中、花傘や棒振り、さぎ舞保存会会員、舞妓さんらが、四条通、河原町通、御池通などを2時間かけて行進します。私は今回は見に行ってませんが始めてみたときから興味がありました。

2004/7/17
祇園祭は17日、山鉾巡行を迎えました。もうすぐで本サイトにもUPします、コンチキチンのお囃子(はやし)の中、豪華な懸装品に飾られた山鉾32基が、夏の日差しに輝きながらゆっくりと進み、京都市の都大路をうねりました。沿道には私も含めて観客20万人(正午現在、京都府警調べ)がいたそうです。すごい人気ですね・・・
午前9時、先頭の長刀鉾が、「エーンヤーラーヤー」の掛け声とともに下京区四条通烏丸を出発し、太子山、伯牙山なども順に動き出しました。四条通麸屋町では、長刀鉾の稚児岡慶治郎君(9つ)が注連縄(しめなわ)を断ち切ったのは見事でしたね。
山鉾が四条通堺町に差し掛かると、巡行順を確かめる「くじ改め」があり、裃(かみしも)姿の各山鉾町の役員が、独特の振る舞いでくじを示しました。
祇園祭で山鉾の巡行順を確かめるために室町時代に始まった「くじ改め」で、蟷螂(とうろう)山のジャック・ガリグさん(33)が、外国人として初のくじ渡し役を務めた。フランス人のガリグさんは来日12年目で、現在、京都大数理解析研究所で助手を務めてはります。伝統の作法を何回も練習したそうです。
裃を着けたガリグさんが、扇子を手に大きな所作でくじの入った文箱を開いて、奉行役に示すポーズを取るのはかっこよかったです。私もやりたい〜

2004/7/14
祇園祭の山鉾巡行を3日後に控えた「宵々々山」の14日夜、京都市中心部の山鉾町に32基の山鉾が勢ぞろい!夕方からは四条通などが歩行者天国になり、「コンチキチン」の祇園囃子(ばやし)に誘われて、市民や観光客ら19万人(午後10時現在、京都府警調べ)も集まったようです。これで祭り気分も一気に上昇!明日は宵山です

2004/7/6
祇園祭山鉾巡行(17日)で先頭を行く長刀鉾の神事始め「吉符入り」が5日、京都市下京区の長刀鉾町会所で営まれます。今年の稚児を務める岡慶治郎君(9つ)・北区・が、巡行の際に鉾の上で舞う「太平の舞」を、町会所の2階から四条通へ向かって披露しましたよ。長刀鉾保存会の役員や囃子(はやし)方が出席し、稚児と禿(かむろ)の名前を書いた吉符を神前に納めました。これで祭りが無事に行きますね。

2004/7/2
本日は京都市議会議場(中京区)午前に行われた祇園祭の山鉾巡行(17日)の順番を決める「くじ取り式」が行われました。。くじ取り式は、山鉾巡行の先陣争いが絶えなかったことから、応仁の乱後の室町時代から始まったとされる。 山一番は太子山。
くじ取り役に初の外国人で、祇園祭・蟷螂山のガリグさんが選ばれました。ガリグさんは来日12年目で、現在、京都大数理解析研究所(左京区)で助手を務める。3年前に中京区蟷螂山町の分譲マンションに妻の美穂子さんら家族で引っ越し、すんでるそうです。こういう役目が回ってくるのは、山鉾の町に住めばこそですね。

2004/7/1
7月です。この月は祇園祭です。まず、予定なんですが、2日にくじ取があります。ここで巡行順が決められます。もちろん1番の長刀、5番函谷、21番放下、22番岩戸、23番船はくじとらずで暫定です。続いて後祭りの北観音、橋弁慶、南観音も暫定です。
10〜13日には鉾立が始まります。
15 日、16日は宵々山、宵山、16日には山鉾巡行です。
20日あたりで狂言奉納があって、23日に献茶祭、24日に花笠巡行、還幸祭、28日に神輿洗、29日に神事済奉告祭、31日に疫神社・夏越祭。



2004年巡行順

【さきの巡行】(1)長刀鉾(2)太子山(3)伯牙山(4)孟宗(もうそう)山(5)函谷(かんこ)鉾(6)蟷螂(とうろう)山(7)綾傘鉾(8)木賊(とくさ)山(9)月鉾(10)油天神山(11)山伏山(12)占出(うらで)山(13)菊水鉾(14)郭巨(かっきょ)山(15)四条傘鉾(16)芦刈山(17)鶏鉾(18)霰天神(あられてんじん)山(19)白楽天山(20)保昌(ほうしょう)山(21)放下(ほうか)鉾(22)岩戸山(23)船鉾

【あとの巡行】(24)北観音山(25)橋弁慶山(26)黒主山(27)浄妙山(28)鯉山(29)役行者(えんのぎょうじゃ)山(30)八幡山(31)鈴鹿山(32)南観音山

※緑字はくじ取らず

 


>>巡行順はくじ引きによって毎年変わります
山鉾別インデックス(2004年巡行順序)
長刀鉾 太子山 伯牙山 孟宗山 函谷鉾 蟷螂山 綾傘鉾 木賊山 月鉾 油天神山 山伏山 占出山 菊水鉾 郭巨山 四条傘鉾 芦刈山
鶏鉾 霰天神山 白楽天山 保昌山 放下鉾 岩戸山 船鉾 北観音山 橋弁慶山 黒主山 浄妙山 鯉山 役行者山 八幡山 鈴鹿山 南観音山