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祇園祭 最新ニュース

祇園祭は1ヶ月かけて行われる。もちろんメインの山鉾巡行はもうすぐ!それだけでなくても祇園祭の見所はまだまだたくさんあります。祭1ヶ月を追いかけてみました。


2005/7/31

夏越祭が京都市東山区の八坂神社境内の疫神社で行われました。祇園祭の締めくくりとして、神事が滞りなく終わったのを感謝し、無病息災や商売繁盛を祈ります。 スサノオノミコトが南海への旅の途中で蘇民将来に手厚くもてなされたことに感謝し、「蘇民将来之子孫也」の護符を持っている人を疫病から守ろうと約束したことにちなむ神事で、八坂神社境内には神職が専用の山から刈り取ってきたカヤで作った茅の輪やカヤの葉の束が飾られ、さわやかな香りでした。日曜日ということで混雑したようです。


2005/7/24

祇園祭の花傘巡行と還幸祭が24日、京都市東山区の八坂神社から市中心部にかけて繰り広げられました。
花傘巡行は、1966年から後の祭を統合されたのを機に開始されたものです。 行列は、子ども神輿(みこし)を先頭に午前10時に八坂神社を出発した。ドンドコドンと「祇園太鼓」が響く中、花傘や棒振り、さぎ舞保存会会員、舞妓さんら約1000人が、四条通、河原町通、御池通などを2時間かけて歩き、華いっぱいの雰囲気でした。還幸祭は、17日の神幸祭で御旅所に移った神輿が、八坂神社に戻る神事で、24日夕方から営まれ、3基の神輿が、八坂神社の御旅所から「ホイト、ホイト」の掛け声とともに氏子地域を勇壮に練り歩きはります。


2005/7/17

17 日の今日、山鉾巡行です。山鉾32基が、ゆっくりと進み、都大路を彩ります。日曜日ということで、沿道には観客が大勢詰めかけた。過去最多の24万人だそうです。
 午前9時ごろ、先頭の長刀鉾が、「エーンヤーラーヤー」と動き出します。四条通麸屋町では、長刀鉾の稚児、山口祥輝君(8才)が注連縄を鮮やかに断ち切った。
 山鉾が四条通堺町では、巡行順を確かめる「くじ改め」があり、裃(かみしも)姿の各山鉾町の役員が、独特の振る舞いでくじを示しました。そのあと、四条河原町と御池で堂々たる辻回しを披露します。

2005/7/16

16日、宵山の今日、祇園の界隈は暑さと人で賑わいました。京都府警発表で52万人と去年よりも4万人ほど多いみたいです。さしが、土曜宵山ということですね。明日は日曜山鉾巡行でもっとひとが多くなりそうです。


2005/7/15

15日、暑さあふれる四条界隈は「宵々山」でにぎわいました。過去最高に近い、四条通、烏丸通など32万人で埋め尽くされたそうです。午後6時、四条通や烏丸通が歩行者天国となると、歩道から山鉾を遠目に見ていた見物客らが押し寄せた。山や鉾の周辺では、祇園囃子(ばやし)の音色と大勢の人の歓声が入り交じり、熱気にあふれてました。明日は今日よりもっと人が押し寄せそう・・・。


2005/7/14

14日、鉾も並び、いよいよ巡行まで秒読み段階の今日、「宵々々山」ということで、四条通、烏丸通など20万人でにぎわったそうです。週末の天気もまず大丈夫そうなので、祭の雰囲気をめいいっぱい味わってください。今日あたりが鉾や山をじっくり見るのに一番いいです。宵山の日にはおそらく歩行方向規制になるので、室町通は一方通行です。気をつけよう。


2005/7/13
13日「社参の儀」が八坂神社で行われます。社参は長刀鉾稚児が「お位」を授かり「神の使い」となるための儀式です。稚児は同日からは地面に足を着けることが許されず、精進潔斎して巡行当日、しめ縄を切って32基の山鉾の巡行を告げる大役をすることになります。 稚児はクジャクの羽根をあしらった立烏帽子に狩衣姿で、長刀鉾町会所から「強力」と呼ばれる町衆に担がれて白馬に乗り、補佐役の禿2人や長刀鉾保存会役員らを従えて出発します。 まず、四条通をゆっくりと東に進み、八坂神社の南門で馬を下り、本殿でおはらいを受けたあと、「五位少将、十万石」の格式を授かることになります


2005/7/12
函谷鉾菊水鉾で、鉾の前を飾る駒形提灯がともされた。雨上がりの涼しい風が吹くなか、祇園囃子の音が響き、雰囲気は高揚中です。
函谷鉾は午後7時すぎに鉾の上で囃子の演奏が始まり、菊水鉾も午後8時すぎに囃子が始まり、浴衣姿の囃子方を見に、客が集まってます。13日からは長刀鉾月鉾などすべての鉾と、岩戸山白楽天山などでも、駒形提灯がともされる。



2005/7/10
祇園祭山鉾巡行まで一週間ということで四条室町周辺で「鉾建て」が開始。職人たちが伝統の技で作業を進めはってます。鉾建てが始まったのは、長刀鉾、函谷鉾、鶏鉾、菊水鉾、月鉾の5基。鉾建ては、くぎを一切使わず、わら縄だけで木材を定する「縄がらみ」という伝統の技法です、。大工方や手伝い方、車方などの専属の職人たちが、柱などを組み上げ、しっかりと縄を巻き付けます。鉾を間近で見れるチャンスです。

鉾建ては3日がかりで行われ、14日には全32基の山鉾が出そろう。


2005/7/7

祇園祭の山鉾巡行で綾傘鉾を先導する稚児6人が、京都市東山区の八坂神社にて、巡行の無事を祈る「社参の儀」を行いました。午後2時半、白塗りの顔に金色の烏帽子(えぼし)とだいだい色や若草色の狩衣(かりぎぬ)姿の稚児たちは、綾傘鉾保存会の役員や父親に連れられ、緊張した様子で本殿へ。玉串を納め、森寿雄宮司から正式に稚児として認める「宣状」を順に受け取ります。
 そろって本殿を3周回る「お千度」を始め、真剣な面持ちで本殿に手を合わせはりました。


2005/7/5
17 日の祇園祭山鉾巡行で先頭を進む長刀鉾の神事始め「吉符入り」が5日、京都市下京区の長刀鉾町会所で行われました。今年の稚児、山口祥輝君(8つ)が巡行当日に鉾の上で舞う「太平の舞」を四条通でご披露です。
長刀鉾保存会の役員や囃子方らが出席し、稚児と禿(かむろ)の名前を書いた吉符を神前に納め、祭りの無事を祈る。続いて、稚児の山口君がクジャクの羽根を飾った「蝶(ちょう)とんぼの冠」に、波の上を飛ぶツルの図柄の振り袖、若草色の裃(かみしも)姿で、2人の禿とともに2階の窓辺に登場です。
ゆったりした奉納囃子が演奏される中、足と腰を支えてもらいながら、大きく窓から身を乗り出したり、胸に付けた鼓を打つ舞を優雅に演じはりました。いよいよ、祭色も濃厚です!


2005/7/4
 祇園祭の船鉾に伝わる二つの神面の無事を確かめる儀式「神面改め」が3日、京都市下京区新町通仏光寺上ルの船鉾町会所で行われました。
 船鉾には、15世紀半ばの室町時代に作られた「本面」と、江戸時代に本面に似せて彫られた「写し面」がある。17日の巡行では、ご神体の神功(じんぐう)皇后像に写し面を付け、本面は当番の役員が携えて鉾に乗ります。毎年、船鉾の神事始めの吉符入りに合わせ、神面を確認です。
 午前10時すぎ、八坂神社の神職が祝詞を奏上した後、羽織はかま姿の品川吉夫・祇園祭船鉾保存会理事長(78)と上田祥之町内会長(62)が、布にくるまれた本面と写し面を木箱から取り出します。古式にのっとり、懐紙を口にくわえ、穏やかな笑みをたたえた神面を厳かに掲げて披露し、変わりない姿を確認してはりました。


2005/7/2

祇園祭の巡行順を決める「くじとり式」が2日、京都市中京区の京都市役所市会議場で行われました。先頭は当然、長刀鉾で続く「山一番」は、蟷螂山が引き当てた。くじ取り式は、山鉾巡行の先陣争いが絶えなかったことから、応仁の乱後に巡行が再興された1500(明応9)年から始まったらしい。
午前10時ごろ、32の山鉾町の代表が羽織はかま姿で議場に集まった「くじ取らず」の8基は慣例で順番が決まっている。残り24基の代表が予備くじの順に壇上でくじを引いた。立ち会いは市長の桝本頼兼さんです。巡行順は以下に記載します。


2005/7/1
1日は京都、雨のなか、祇園祭の幕開けを告げる「お千度」の神事が、京都市東山区の八坂神社であり、祭のハイライト山鉾巡行で先頭を進む長刀鉾稚児らが期間中の無事を祈願しました。また、市中心部の山鉾町内では神事始めの「吉符入り」が行われました。  お千度では、午前10時ごろ、白塗り化粧に今年新調した朱色の袴姿の稚児、山口祥輝君(8つ)=下京区=や、補佐役の禿(かむろ)、元広竜士君(9つ)=伏見区=と藤沢史哉君(7つ)=下京区=が、長刀鉾保存会の役員らと同神社に到着。本殿に参拝して祭りの安全を祈願した後、小雨のぱらつく梅雨空の下で、本殿の周囲を3周しました。
  また、各町内の吉符入りでは、町会所に設けられた祭壇の前で八坂神社の神職がおはらいをし、正装した関係者が祭りの無事を祈願したり、ちまき作りなど祭りの段取りを打ち合わせました。

2005/6/30

祇園祭が7月1日から始まるのを前に、長刀鉾の稚児が山鉾巡行の際に着ける衣装が新調されます。従来の衣装は戦前から使い続け、傷みが目立っていて、17日の巡行本番ではひときわきらびやかに映える稚児の衣装が目を引きそうだ。 新しくなったのは、巡行当日に着る金襴(らん)の着物と唐織袴(からおりばかま)をはじめ、八坂神社で祭りの無事を祈る「お千度」(1日)で着ける朱色の袴、「太平の舞」を町会所の2階で披露する吉符入り(5日)で身にまとう若草色の紗(しゃ)の裃(かみしも)など計8点。

2005/6/30 

祇園祭の菊水鉾保存会(京都市中京区室町通四条上ル)は、会所飾りの期間中に毎年催す茶会の茶釜(がま)を新調した。新しい茶釜は純銀製で、鉾の名前と紋様を釜に刻んでいる。茶会は、鉾が復活した1953年、地元にあった名水「菊水井」にちなんで始められた。鉾町にあった金剛能楽堂を借りて催してきたが、2001年に能楽堂が移転。03年に跡地に建設されたマンション2階の1室を購入して会所とし、茶会を続けてきた。

2005/6/26 

いよいよ、2005年の夏がやってきました。7/2にはくじとり式が行われます。今年は誰がくじとりをするのか、そして巡行順はどうなるのか、楽しみです。写真は南観音山(京都市中京区百足屋町)の屋根や懸装品を展示する「うちのお宝展」。同市中京区の室町通蛸薬師下ルの京都芸術センターで26日から始まります。
去年のニュース


2005年巡行順 

【さきの巡行】(1)長刀鉾(2)蟷螂(とうろう)山(3)孟宗(もうそう)山(4)山伏山(5)函谷(かんこ)鉾(6)占出(うらで)山(7)綾傘鉾(8)伯牙山(9)鶏鉾(10)保昌(ほうしょう)山(11)木賊(とくさ)山(12)油天神山(13)菊水鉾(14)郭巨(かっきょ)山(15)四条傘鉾(16)霰天神(あられてんじん)山(17)月鉾(18)白楽天山(19)芦刈山(20)太子山(21)放下(ほうか)鉾(22)岩戸山(23)船鉾

【あとの巡行】(24)北観音山(25)橋弁慶山(26)浄妙山(27)鈴鹿山(28)八幡山(29)鯉山(30)役行者(えんのぎょうじゃ)山(31)黒主山(32)南観音山

※緑字はくじ取らず

 


>>巡行順はくじ引きによって毎年変わります
山鉾別インデックス(2005年巡行順序)
長刀鉾 蟷螂山 孟宗山 山伏山 函谷鉾 占出山 綾傘鉾 伯牙山 鶏鉾 保昌山 木賊山 油天神山 菊水鉾 郭巨山 四条傘鉾 霰天神山
月鉾 白楽天山 芦刈山 太子山 放下鉾 岩戸山 船鉾 北観音山 橋弁慶山 浄妙山 鈴鹿山 八幡山 鯉山 役行者山 黒主山 南観音山