LOCAL INDEX  
祇園祭 最新ニュース 2010版

暑くなってきて、そろそろ祇園祭の季節です。祭は1ヶ月かけて行われる。もちろんメインの山鉾巡行はもうすぐ!それだけでなくても祇園祭の見所はまだまだたくさんあります。祭1ヶ月を追いかけてみます!



神輿洗い

2010/7/31
祇園祭終了 夏越祭


祇園祭を締めくくる「夏越(なごし)祭」が31日、京都市東山区の八坂神社境内の疫(えき)神社で営まれた。参拝者が約2メートルの茅(ち)の輪をくぐって厄を払い、1カ月にわたる祭りは幕を閉じた。

 夏越祭は、八坂神社の祭神の素戔嗚尊(すさのおのみこと)が、蘇民将来(そみんしょうらい)のもてなしの礼に「護符を持つ者は疫病から逃れられる」と約束したことにちなむ。祇園祭では護符を身につけて奉仕する。

 午前10時から神事が行われ、森壽雄宮司が「(今年の祇園祭は)雨の日が多く心配していたが、滞りなくできたのは皆さまのご支援のたまもの」とあいさつした。笛や太鼓の音が響く中、参拝者はゆっくりと茅の輪をくぐり、祇園祭が無事に終わったことに感謝し、無病息災を祈っていた。


神輿洗い

2010/7/28
神輿洗いの儀

28日夜8時すぎ、四条大橋で神輿洗いが行われました。少し小雨の降る中、「オイットー、オイットー」と威勢良い声が響いていました。松明(たいまつ)に先導され、「中御座」の神輿が八坂神社から四条大橋へ到着した。神職が神水を浸した榊を数回振り、神輿に神水をかけた。周囲は法被姿の輿丁(よちょう)や市民の熱気に包まれた。


花傘巡行

2010/7/24
祇園祭花傘巡行

祇園祭の花傘(はながさ)巡行が24日、京都市内の中心部で行われた。強い日差しが照りつける中、色鮮やかな花傘をつけた花傘娘や花車など約840人の列が、四条通や河原町通などの繁華街を練り歩いた。

 午前10時、子ども神輿(みこし)を先頭に東山区の八坂神社を出発し、「ワッショイ」と元気な声を響かせた。続いて、花車、金獅子、銀獅子などが約2時間にわたり駆け巡り、沿道を楽しませていた。

 花傘巡行は、山鉾巡行の前祭(さきまつり)(17日)と後祭(あとまつり)(24日)が1966年7月の祇園祭から一本化されたのに伴い、後祭に代わる行事として始まった。


辻回し

2010/7/17
祇園祭山鉾巡行、20万人


梅雨明けとなった17日、日本三大祭りの一つ、祇園祭の山鉾巡行が京都市中心部で繰り広げられました。今年はユネスコ無形文化遺産に登録されて初の巡行。絢爛豪華(けんらんごうか)な懸装(けそう)品をまとい、「動く美術館」と称される32基の山鉾が、祇園囃子(ぎおんばやし)を奏でながら、大勢の観衆の待つ都大路を進みます。

 「エーンーヤーラーヤー」。午前9時すぎ、先頭を行く長刀鉾が音頭取りの掛け声を合図に、車輪をきしませて四条通烏丸を東へ出発した。四条麸屋町に差しかかると、稚児が太刀を振り下ろして、斎竹(いみたけ)に張られた注連縄(しめなわ)を切り、沿道から大きな歓声が沸き起こった。

 四条河原町や河原町御池の交差点では、10トンを超す鉾を90度方向転換する「辻回し」が行われた。車方が路面に青竹を敷いて水をまき、その上に車輪を載せて、豪快に滑らせていた。

 今年は土曜の巡行となり、昨年より約7万人多い約20万人(京都府警発表)が沿道に詰め掛けた。気温32・4度(午後1時現在)という暑さの中、目前を通り過ぎる山鉾の一基一基に目を凝らした。


宵々山 2010/7/15
天候曖昧・宵々山


15日の宵々山は7時〜雨が降り、客足も急ぎ足になったが、9時前にはやみ、暑さも少しおさまり涼しい一日でした。
休み山の大船山も祇園囃子を奏で、祇園祭は徐々に盛り上がっていくようだ。
雨のせいもあって 午後9時までの人出は10万人(京都府警発表)で、昨年より1万3千人少なかったようです。

社参の儀

2010/7/13
長刀鉾 社参の儀

祇園祭の山鉾巡行(17日)で先頭を進む長刀鉾の稚児が13日、京都市東山区の八坂神社に参拝して、神の使いとなり、十万石大名の格式を得る「社参の儀」が厳かに営まれた。

 午前10時過ぎ、稚児の徳力峰雪君(10)は、クジャクの羽根をあしらった「蝶(ちょう)とんぼ」の冠に金の立烏帽子(たてえぼし)をつけた水干(すいかん)姿。雨の中、白馬に乗り、禿(かむろ)2人と長刀鉾保存会の役員らとともに、下京区の長刀鉾会所を出た。

 神社に到着した後、本殿で神事に臨み、「杉守り」を授かり、神の使いとなった。同時に、「正五位少将、十万石」の格式を授かった。

 稚児は潔斎(けっさい)し、地面に足を着けることが許されず、食事や着替えなど一切の世話は父親が行うとされている。巡行当日、注連縄(しめなわ)を切り、32基の山鉾巡行を告げる大役を務める。


神輿洗い

2010/7/10

神輿洗いの儀式

祇園祭の神幸祭(17日)を前に、鴨川の水で神輿(みこし)を清める「神輿洗い」が10日夜、四条大橋で行われました。

 神輿洗いは、八坂神社(東山区)の3基の神輿のうち「中御座」を洗い清める神事。午後7時、松明(たいまつ)が八坂神社と四条大橋を往復する「道しらべの儀」があり、神輿が進む道を清めた。

 中御座の神輿は午後8時前、「ホイット、ホイット」の掛け声を響かせて四条大橋に到着した。朝に鴨川からくみ上げた水を、神職が榊(さかき)をひたしては神輿に振りかけた。子どもを肩車をした氏子や歩道を埋め尽くした市民が、健康や厄よけを願って水しぶきを浴びていた。


綾傘鉾八坂神社

2010/7/08 
稚児6人、神の使いに 八坂神社に社参(綾傘鉾)御千度の儀

祇園祭の綾傘鉾(京都市下京区綾小路通室町西入ル)の巡行で先頭を歩く稚児の男児6人が7日、東山区の八坂神社を社参し、祭りの無事を祈ります。

 親に手を引かれた6人は烏帽子(えぼし)に狩衣(かりぎぬ)姿で南楼門から境内に入り、本殿でおはらいを受けた。一人ずつ名前を呼ばれると元気な声で返事し、森壽雄宮司から「宣状書」を受け取って神の使いとしての任命を受けました。

 続いて「御千度の儀」を行った。普段は本殿の外を3周するが、激しい雨のため今回初めて本殿内で御神座の周りを歩きました。

 今年の稚児は次のみなさん。

 西田結篤(5)=下京区▽木下凌佑(3)=伏見区▽橋本忍(6)=右京区▽宮本克哉(5)=中京区▽石上明太(6)=中京区▽瀬川孝徳(5)=中京区


長刀鉾町

2010/7/06 
祇園祭 長刀鉾 吉符入り

祇園祭の山鉾巡行(17日)で先頭を切る長刀鉾の「吉符(きっぷ)入りの儀」が5日、京都市下京区の長刀鉾会所で行われた。稚児の徳力峰雪君(10)が巡行当日に鉾上で舞う稚児舞「太平の舞」を披露、無病息災などを祈願した。

 吉符入りは神事始めの意味で、祭り期間中の無事を祈る。午後3時から、徳力君は、禿(かむろ)の井尻佳吾君(11)と本田崚君(9)の2人のほか、長刀鉾保存会役員、囃子(はやし)方ら約50人と一緒に神事に臨んだ後、四条通に面した会所2階に姿を現した。

 徳力君はクジャクの羽を飾った「蝶(ちょう)とんぼ」の冠をつけ、ふじ色の振り袖に若草色のかみしも姿で、囃子に合わせ、ゆっくりと「太平の舞」を披露した。稚児係らに支えられ、会所の窓から身を乗り出すと、市民らはカメラのシャッターを切っていた。徳力君は「稚児係の方のおかげでとてもやりやすかった。鉾に乗る時は百パーセントで終わりたい」と話した。


船鉾神面改め

 

2010/7/04 
「神面改め」厳かに



船鉾の町会所(下京区新町通綾小路下る船鉾町)で3日、ご神体の神功皇后像につける面の無事を確かめる「神面(しんめん)改め」が行われました。

 神事始めの「吉符(きっぷ)入り」で行う伝統行事で、船鉾保存会常任理事の丸橋博之さん(58)と町会長の福田哲治さん(63)が、室町時代の「本面」と江戸時代の「写し面」を木箱から取り出して関係者に掲げた。巡行(17日)では写し面をご神体につけ、本面は木箱に納めて鉾に乗せることになってます。

 同保存会は今年、鉾の両側面に飾る水引幕(いずれも縦約0・6メートル、横約2・7メートル)を176年ぶりに復元新調。濃い赤に金糸で八坂神社の紋を表現しており、175万円をかけた。13日の曳(ひ)き初(ぞ)めで鉾に飾り付け、巡行でも披露する予定。

 神功皇后像の神面 本面は室町時代の文安年間(1444〜48)作で、安産守護の効力があるとされ、江戸時代には皇族の出産のために宮中に面を持ち込んだ。同時代後期の1864年に起きた火災では、町年寄が神面を火から守るため、竹やぶで三日三晩野宿したというエピソードが伝わり、町内で語り継がれているという。

 


くじとり式京都市役所

2010/7/02 
くじどり式!山一は孟宗山!

くじとり式が京都市役所で行われ、山一番は孟宗山が引いた。戦後10回目で最多一番。


【さきの巡行】

(1)長刀鉾(2)孟宗山(3)木賊(とくさ)山(4)油天神山(5)函谷(かんこ)鉾(6)霰天神山(7)四条傘鉾(8)太子山(9)菊水鉾(10)伯牙山(11)山伏山(12)郭巨(かっきょ)山(13)鶏鉾(14)白楽天山(15)綾傘鉾(16)蟷螂(とうろう)山(17)月鉾(18)占出(うらで)山(19)芦刈山(20)保昌(ほうしょう)山(21)放下(ほうか)鉾(22)岩戸山(23)船鉾

【あとの巡行】

(24)北観音山(25)橋弁慶山(26)役行者(えんのぎょうじゃ)山(27)八幡山(28)黒主山(29)鈴鹿山(30)浄妙山(31)鯉山(32)南観音山

※ 緑字はくじ取らず ※赤字は傘鉾シード


二階囃子
2010/7/01 
「お千度の儀」祇園祭・山鉾町は吉符入り

京都の夏を彩る祇園祭が1日、幕開けした。京都市東山区の八坂神社では長刀鉾(下京区)の稚児が「お千度の儀」に臨み、多くの山鉾町で神事始めとなる「吉符入り」が行われました。

 午前10時、長刀鉾稚児の徳力峰雪君(10)=左京区=、禿(かむろ)の井尻佳吾君(11)=中京区=と本田崚君(9)=左京区=が保存会の役員と一緒に八坂神社を参拝し、祭りの無事を祈願した。白塗りの化粧に、華やかな薄紅色の振り袖とはかま姿の徳力君は、本殿の周りをゆっくりと歩いて3周した。

 また、函谷(かんこ)鉾や月鉾、放下鉾など16の山鉾町では、町会所で吉符入りの神事が営まれた。夕方には祇園囃子(ばやし)を練習する「二階囃子」も始まり、祭りの風情を盛り上げます。

写真は南観音山、二階囃子です。

去年のニュース


2010年巡行順 

【さきの巡行】

(1)長刀鉾(2)孟宗山(3)木賊(とくさ)山(4)油天神山(5)函谷(かんこ)鉾(6)霰天神山(7)四条傘鉾(8)太子山(9)菊水鉾(10)伯牙山(11)山伏山(12)郭巨(かっきょ)山(13)鶏鉾(14)白楽天山(15)綾傘鉾(16)蟷螂(とうろう)山(17)月鉾(18)占出(うらで)山(19)芦刈山(20)保昌(ほうしょう)山(21)放下(ほうか)鉾(22)岩戸山(23)船鉾

【あとの巡行】

(24)北観音山(25)橋弁慶山(26)役行者(えんのぎょうじゃ)山(27)八幡山(28)黒主山(29)鈴鹿山(30)浄妙山(31)鯉山(32)南観音山

※ 緑字はくじ取らず ※赤字は傘鉾シード

 

>>巡行順はくじ引きによって毎年変わります
山鉾別インデックス(2010年巡行順序)
長刀鉾 孟宗山 木賊山 油天神山 函谷鉾 霰天神山 四条傘鉾 太子山 菊水鉾 伯牙山 山伏山 郭巨山 鶏鉾 白楽天山 綾傘鉾 蟷螂山
月鋒 占出山 芦刈山 保昌山 放下鉾 岩戸山 船鉾 北観音山 橋弁慶山 役行者山 八幡山 黒主山 鈴鹿山 浄妙山
鯉山 南観音山